自然エネルギー発電所めぐり(沖縄・球陽製糖編)
みなさんこんにちは。広報担当の江ノ上です。前回お伝えしたとおり、今回はバガス発電施設のレポート第一弾!!「球陽製糖株式会社バガス発電施設」様のご紹介となります。
と、その前に・・・
実は私、沖縄を訪問させていただくのが今回初めてだったんです。
訪問させていただいたのはプロ野球キャンプシーズン真っ只中の2月上旬。
今の時期に気温20℃といえば、「だいたいこんなもんだな〜」と予想がつくとおもうのですが・・・
時は2月!東京では厚手のコートやダウンジャケットが手放せないような時期に、沖縄の天気予報では20℃と表示されているのを見て「半袖?薄手の長袖?これ何着ていけばいいんだろう???」と悩んだのをよく覚えています。
空港のプロ野球キャンプ歓迎の看板
結局、半袖に軽く羽織れるカーディガンを着て行ったのですが、那覇空港に到着するなりびっくりしたのがその暑さ!!着ていたカーディガンを脱いで早速半袖になりました。あとで現地の方にお伺いしたのですが、沖縄でも2月にこのような暑さは異常だとのことでした。やはり温暖化の影響なんでしょうか???
桜が咲いていました
さて、余談が長くなってしまいましたが、ここからは本題に入っていきたいと思います。まずは「球陽製糖株式会社」様のご紹介となります。
球陽製糖株式会社様は平成10年7月沖縄県経済農業協同組合連合会と北部製糖株式会社の原料糖工場部門を統合して設立されました。設立当初は名護市にある羽地工場で操業していたそうですが、平成13年度からはうるま市にある具志川工場で営業を行っております。うるま市へは那覇市内から車で約1時間で行くことができます。
球陽製糖株式会社様
球陽製糖株式会社様は主に沖縄中部と北部で生産された原料(さとうきび)を受け入れており、これは沖縄県の約2/3の地区から原料を搬入していることになります。ちなみに沖縄南部の原料を受け入れている製糖会社様は翔南製糖株式会社様で沖縄本島で育てられたさとうきびはこの2社ですべて受け入れを行っております。
さとうきびの受け入れ
続いて球陽製糖株式会社様の工場の様子についてお伝えします。球陽製糖株式会社様の工場は街中にあるにもかかわらず大きく、年季が入っている歴史ある建物でした。あまり工場というものを見たことがない私ですが、頭の中にある「これぞ工場!!」というイメージにぴったり当てはまるものでした。
ところで、みなさんは製糖工場と聞くと、「甘いおいしそうなニオイがしているんだろうな〜」と思っていませんか?工場にお伺いさせていただく前は私もその一人でした。しかしながら、このニオイはちょっと想像とは違っていました。どのようなニオイというのは一言では表現しきれないのですが、甘いものがすごくたくさんあると甘さを超えて鼻に『もわ〜ん』とくるニオイになります。最初はそのニオイにちょっと戸惑ったりもしたのですが、これは時間が経つにつれ慣れていきました。そして、3工場見学させていただく中で、だんだんといい匂いと感じるようにもなってきました。
工場概観
それでは、工場の様子に戻りまして、製糖工場に行くとまずは一番最初に目に付く煙突について説明させていただきます。こちらの煙突には糖業に対するメッセージを載せられている製糖会社さんが多く、球陽製糖株式会社様は「さとうきびは沖縄の宝」と表示してらっしゃいます。「メッセージは製糖会社さんによって違うので、各工場で確認してみてくださいね」とのことでした。さてさて、次回、第3弾と続く製糖会社様ではどのようなメッセージが書かれているのか楽しみですね♪
球陽製糖株式会社様煙突
今回、実はさとうきびからバガスができあがるまでの詳しい工程も書かせていただこうと思っていたのですが、思ったよりも発電所紹介が長くなってしまいましたので、こちらは単独でまたレポートを書かせていただこうと思っております。
そして、発電所紹介の次回は沖縄本島から約400km東方に離れた場所に位置する南大東島。
こちらにある「大東糖業株式会社バガス発電施設」様のご紹介となります。
みなさんなかなか南大東島へ伺う機会もないかなと思いますので、島の様子も少しご紹介できたらなと思っております。
また次回のレポートも楽しみにお待ちください。